2020年度レーザ加工学会誌ベストオーサー賞を受賞
~ ハイパワー領域に適用可能なビームモード制御と加工技術の開発について ~

2021年8月5日

  • 当社の論文記事が「2020年度レーザ加工学会誌ベストオーサー賞」を受賞
  • 高いビーム品質を有する産業用高出力ファイバレーザとビームモード制御を用いたレーザ加工技術が評価
  • 今後もファイバレーザとその応用技術の開発?製品化を通じて、レーザ加工の発展に貢献

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、一般社団法人レーザ加工学会より「2020年度レーザ加工学会誌ベストオーサー賞」を受賞しました。この賞は、2020年度レーザ加工学会誌に掲載された記事の中から選考され、レーザ加工の発展向上に資する論文記事の著者へ与えられるものです。

背景

古河電工は光通信インフラ分野で培った光ファイバや励起半導体レーザ等の技術を基盤として、産業用ファイバレーザを開発?製造してきました。ファイバレーザは高出力、高ビーム品質、高エネルギー効率、小型、使いやすさ等の特長により、自動車?部品、電池、モータ等の製造ラインへの導入が急速に進んでいます。一方で、高出力ファイバレーザ溶接において発生するスパッタやブローホール、割れといった溶接欠陥による検査等の後工程への負担が課題となっており、ファイバレーザを導入した多くの製造現場において、これらの欠陥を抑制する溶接技術の開発が求められていました。

内容

当社は産業用高出力ファイバレーザの応用技術開発に積極的に取り組んでおり、ユーザの課題を解決する溶接技術やモニタリング技術を実用化してきました。この度受賞した「ハイパワー領域に適用可能なビームモード制御と加工技術の開発」は、当社ファイバレーザの高いビーム品質を活かしたままレーザビーム集光点のビーム強度分布を任意の形状に制御することで、鉄、銅、アルミニウム等の種々の金属に対して溶接欠陥の発生を大幅に抑制することができます。自動車用鋼板、電動車の主要部品であるリチウムイオン電池、モータ、インバータ等の様々な溶接用途にも適用できることから、レーザ溶接を導入しているレーザ加工学会誌の読者にとって有益な文献であると評価され、「2020年度レーザ加工学会誌ベストオーサー賞」を受賞しました。
当社は今後も産業用高出力ファイバレーザとその応用技術の開発?製品化を通じて、レーザ加工の発展に貢献してまいります。

古河電工独自のビームモード制御


ビームモードを任意の形状に変更することで、それぞれの加工材料に最適なパターンと強度分布を実現



通常ではスパッタが発生してしまう条件下でも、ビームモード制御技術を使用することにより、スパッタを低減



古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全?安心?快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

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